2014年3月19日水曜日

オペ・・・痔瘻根治手術(2014年3月中旬)

3月14日 いよいよ手術日当日が来てしまった。前日はやっぱり中々寝付くことが出来なかった。正直なところ、緊張している。だけどもう逃げることは出来ない。

8:30に病院に着き、先生と顔を合わせて「排便はありましたか?」の質問には「ありません。」「念のため浣腸した方が良いか調べてみましょう。台に乗って下さい」もう慣れたもので、診察台にのってお尻を出してくの字型になる。もう何回目だろう?

いつものようにグリス塗られて指を突っ込まれてぐりぐりされて、
「念のためしておきましょう。」
いらないと言われても、手術日当日に便意が来ることは絶対に避けたかったので浣腸はお願いするつもりだった。浣腸完了後はオペ台にうつぶせで寝かせられ、ハートレートモニタを付けて麻酔を待つ。

ちなみに補足として、排膿処置後は今日までほぼ毎日排膿が続いており、手で押し出さないと貯まって腫れてしまう日が続いていた。

仙骨麻酔は痛くないと聞くけど、どんな物なんだろうか。「じゃ、麻酔から始めましょう」と、尾てい骨周辺を確認するように入念にチェック。長い時間掛けて場所決めをした後に「針が入りますよー」と麻酔をしているようだけど、針が入っていく感覚も無くて、どれくらい深く刺さっているのか全くわからないし、痛みも無い。正直なところ、看護師さんの点滴の針入れの方がよっぽど痛かった。

針を刺している時間も結構長いが、痛みが無いので別に何とも感じない。当然予備麻酔は無しでほぼ無痛。麻酔が終わると効いてくるまで20分待機とのことで、深呼吸しながら心を落ち着かせる。ハートレートも15分を過ぎると緊張のせいか早くなる。

先生は他の診察に入ったらしく、結局麻酔してから30分後にオペ開始となった。

肛門鏡を入れてかなり広げているらしく、固定するためにネジをまわす「キリキリキリ」という音が耳に付く。うつぶせ状態で、手術台がかなりへの字型になっているので遮る物はないものの、何をしているかは見えず時計だけが見える状態。たまに看護師さんが顔をのぞき込んでチェックしている。

聞こえてくるのはワイヤを通すような音と、ゴロゴロとドリルの様な音、たまに焦げる肉のにおい。手前側の処置はほとんど感覚が無いものの、奥の方を処置していると痛くなりそうな感覚が少しあって怖い。

15分程度の処置で痔瘻の摘出完了の声がかかるが「一緒にいぼ痔も取っちゃいましょう」とのことで、今度はいぼ痔内痔核の摘出処置へ。かなり奥の方をいじられてる感覚があり、奥は触感があって怖いんですよ。(大事なことなので2回言います)

いぼ痔処置は7-8分程度で終わって「終わりましたよ。取った物を見ますか?」と言われて見てみることにした。

銀皿に乗った痔瘻は親指第一関節大くらいまでの砂肝ともハラミの塊とも言えるような見た目で、結構筋繊維も付いている感じ。少し離れても生臭いニオイが漂ってくる。いぼ痔の痔核はさかなのワタみたいな感じ。「これが痔瘻です。多分ガン化はしていませんが、一応検体に回します。1週間程度でわかります。」瘻管は切られているのか無かった。

軽く説明が終わった後に大人用おむつをはかされ、うつぶせからコロンと仰向けになりながらストレッチャーに移動。普段使わない第二診察室のベッドへ移動して麻酔が解けるのを待つ。先生に「あの痔瘻は普通に比べて大きいんですか?」と聞いてみると「少し大きめですが、一般的な大きさより少し大きいくらいなので安心して下さい。」とのこと。

1時間程度で立ってみると麻酔が抜け切れておらずふらつくので、90分待ってしびれは残るものの立てるレベルになったので、麻酔が切れて痛くなる前に病院を後にした。

しかし麻酔は偉大だな。この後の壮絶な痛みを全く感じさせないなんて。

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